C.木造住宅の工程管理 11.造作  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
畳寄せ (たたみよせ)
壁と床に敷く畳との取り合いを埋めるための細長い木材。真壁では、柱が露出しその間に引っ込んで壁が出来るため、畳を敷くと隙間が開いてしまう。その隙間を埋めるための部材。
長押 (なげし)
和風建築で、鴨居(かもい)の上に取り付ける横木のこと。本来は、柱を固定するための構造材だったが、今では和室を装飾する造作として付けられる。
野縁 (のぶち)
天井仕上げ工事において、仕上材を張り付けるための下地に使われる棒状の部材。木造の場合は40mm角程度の角材が用いられる。
幅木 (はばき)
壁と床の間に床と平行に入れる部材のこと。塗の保護と、壁と床の間に隙間がでるのを防ぐ。
見切り縁 (みきりぶち)
ある材料の端の部分を仕上げるためのもので、異なる材料同士の取り合いの部分を飾るための材。
廻縁 (まわりぶち)
壁と天井の取り合い部に用いられる見切部材。洋室(大壁)で洗面、脱衣、トイレ、廊下などで、廻縁を設けると納まり上の問題、又はデザイン性の問題で設けない場合もある。
段板 (だんいた)
階段の足をのせる踏み板のこと。
蹴込み板 (けこみいた)
階段の踏み面と踏み面の間の垂直になった段差の部分の板のこと。 蹴上げとは、階段の一段の高さをいう。