C.木造住宅の工程管理 10.断熱工事  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

断熱材の施工に関して、次のうち間違っているものはどれですか。
断熱材は、床、壁、天井あるいは屋根に取り付け、連続性が確保できるように施工する。
断熱材の設置は、建築基準法で義務付けられている。
断熱材は、屋根及び外壁の二次防水が完了し、降雨による水濡れの恐れがなくなった段階以降に取り付ける。

以下の文章で説明されている断熱材の種類として、あてはまるものは次のうちどれですか。
「床下や基礎断熱、外張り断熱によく利用される。外張り断熱の場合、断熱材を通気胴縁で押さえながら取り付けていく。柱、間柱間に入れる充填断熱の場合、押し込むためにクリアランスが必要となり、はめ込んだだけでは、隙間ができ、断熱欠損が発生する可能性がある。」

繊維系断熱材
セルロースファイバー
樹脂ボード
発泡樹脂現場吹付

繊維系断熱材(グラスウール・ロックウール等)について、次のうち間違っているものはどれですか。
片面に防湿フィルム、もう片面に通気フィルムフィルムが取り付けられている繊維系断熱材では、外壁側が防湿フィルムになるよう施工する。
フィルムに包まれているタイプの断熱材は、フィルムが連続するように、耳の部分を柱、間柱の見つけ面に引き伸ばし、フィルムがたるまないようタッカー釘で300mm内外のピッチで取り付ける。
外張り断熱で使用する場合は、外部に放湿する形となっているため、特に防湿措置は必要ない。

セルロースファイバーの施工に関して、次のうち適切でないものはどれですか。
天井にダウンライトを使用する場合は、吹込みに対応できるS-B型ダウンライトとする。
配管や配線は、断熱材施工後に設置個所の透湿シートを切って施工し、工事終了後は防水テープで補修する。
窓枠周りや、細い隙間などは吹込みができないので、繊維系断熱材や発泡ウレタン等を充てんする。