B.木造住宅の施工計画 08.資材の発注  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
発注単価契約 (はっちゅうたんかけいやく)
発注金額を決定する方法の1つである。購買する品目ごとに、定価の何10%か、あるいは請負工事の工種ごとに、単位数量当たりの価格を決めて行う契約方式をいう。その都度見積を取って、最も安いところに発注するのは、工務店には馴染まないので、あらかじめ発注単価を決めておくのが一般的である。
発注書 (はっちゅうしょ)
資材購買や工事請負の取引をする際に交わす契約書のひとつ。注文書には品名、数量、納期、支払納期といった契約条件が記されている。本来の契約書とは異なり、多くの場合、必要最低限のことが書かれており、基本契約書を既に交わしている取引相手との取引、条件が簡単な取引の場合に注文書を用いる。
注文請書 (ちゅうもんうけしょ)
資材購買や工事請負の取引をする際に交わす契約書のひとつで、注文請書には品名、数量、納期、支払納期といった契約条件が記されている。注文請書は注文書と一対で用いられ、発注者が注文書を受注者に渡し、受注者が注文請書を発注者に渡すことで契約が成立する。注文書が申し込んだことを証明する書類で、注文請書が申し込みを承諾したことを証明する書類となっている。
納入条件 (のうにゅうじょうけん)
納入日時・場所・受け取りの有無など納入条件を発注書に明記する。工務店と購買先との長年の取引関係から、納入条件が暗黙の了解条件となっている場合が多いが、それぞれの担当者の交代が考えられるので、注文書に納入条件を明記しておくべきである。