B.木造住宅の施工計画 03.現地調査  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
現地調査 (げんちちょうさ)
現地調査は設計依頼を受けた際、その後の企画・設計を進めて行く上で基礎的な土地の情報・資料を収集する作業である。現地では、敷地の形状、道路状況、公共施設(上下水道、電気、ガス等)、地盤状況などの現況を調査確認し、また周辺を歩きながら、周囲の建築物や街の状況、水害などの自然災害の痕跡等の情報を調査確認する。
周辺状況調査 (しゅうへんじょうきょうちょうさ)
周辺を歩きながら、周囲の建築物や街の状況、水害などの自然災害の痕跡等の情報を調査確認する。さらに法務局で建築予定地やその周辺の土地形状や権利関係、周辺の里道、水路の位置などを調査する。
搬入道路調査 (はんにゅうどうろちょうさ)
工事用車両や資材搬入のための搬入道路及び道路の通行制限などを調査する。電柱など道度内の工作物や交差点での曲がりなど、どの程度の大きさの車両が通行できるかは、地図だけではわからなく、現地調査しなければならない。
給排水引き込み位置 (きゅうはいすいひきこみいち)
敷地内に水道メーターボックスや、引き込み位置の目印となる杭があれば、新たな引き込み工事が不要である。敷地内に引き込みがない場合、前面道路の本管からあらたに引き込むことになるので、そのための手配が必要となる。また、前面道路が公道であれば問題はないがが、前面道路が私道なら、その所有者に道路の掘削許可をもらわなければならない。