B.木造住宅の施工計画 03.現地調査  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

(B031)
現地調査の中でBMという文字だ出てきます。どの様な意味ですか。

BMはベンチマークの略です。建築物・構造物などの位置や高さの水準点又は基準点に用います。 実際の現地では、メーターBOXの天端や境界杭の天端に設定します。 基本的に工事開始から完成まで、動かないものを設定し、建物・構造物の位置や高さの基準とします。 必ず写真に撮り、記録をしてお施主さまの承認を得ておく事が大切です。

(B032)
現地調査で北の確認をする場合、磁石を使用しています。建築基準法では真北を北として用いていますが、磁石の示した北との違いは何ですか。

真北(しんぼく)とは地球の自転軸の北端を言います。通常磁石で測定している北は磁北(じほく)といいます。真北と磁北は少しズレがあります。このズレを磁気偏角といいます。このズレは日本では3°〜9°の差があり、磁北は真北より西側へ傾いています。日本国内の磁気偏角は、国土地理院地磁気測量ホームページで概算できますし、国土地理院の地形図の縁に記入されています。