A.木造住宅と現場管理
14.ビジネスマナー
SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012
現場での挨拶に関して、次のうち不適切なものを選んでください。
協力業者同士の挨拶や声掛けは、ミスの減少や安全にも影響するので、全社的に取り組むべきである。
協力業者が始めて施主と接するときは、挨拶に付け加えて、「○○工事の□□です」などと名乗る習慣を持たせるとよい。
近隣住民や通行人に対して積極にあいさつを行うことは、施主に対しても安心感を与える。
協力業者は、面識のない通行人にはあまり声をかけないほうがよい。
日常的な連絡手段としてのメールの使い方について、次のうち間違っているものはどれですか。
メールは、いつ送信しても先方に迷惑を掛けることが少ないツールと言えるが、携帯メールを使用する場合はやはり時間や頻度に配慮をするべきである。
記録が残しやすいという点で、大切な情報を伝える時には有効である。
施主とのメールのやり取りでは、積極的に専門用語を使用し、用語の意味を聞かれた場合は丁寧に説明してあげるとよい。
文字情報は微妙なニュアンスが伝わりづらく、冷たい印象を与えかねないので、施主とのやり取りには注意が必要。
服装や身だしなみに関して、次のうち間違っているものはどれですか。
真夏の屋外作業では、暑苦しい服装は避け、ノースリーブや短パンなど少しでも暑さを和らげる服装をするよう協力業者に呼びかけるべきである。
職人らしいキチッとした身だしなみは、作業そのものまで良質な印象を近隣住民に与える。
設備業者や塗装業者などの外部と内部のそれぞれで作業がある業者の場合、施主が在宅のリフォーム工事では、外部作業後の汚れた服装のまま内部の作業を行うことは厳禁である。
安全に対する配慮の観点からも、服装にもある程度のルールを全社的に決めて取り組んでいくとよい。
現場でのマナーに関して、次のうち正しいものはどれですか。
仮設トイレの設置位置や臭い対策に関しては、設置業者に任せておくほうがよい。
喫煙のルールは各協力業者個人のモラルに基づき判断されるべきものである。
資材や残材の保管についてはルールを定め、徹底されるよう現場管理者が指導する必要がある。
職方の飲食で出るごみは一ヵ所にまとめ、近隣のゴミ収集場所にすぐに捨てに行くとよい。