A.木造住宅と現場管理 09.木質材料の基礎  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

乾燥による木材の収縮率の大小について、次のうち正しいものはどれですか。
繊維方向<半径方向<接線方向
繊維方向<接線方向<半径方向
半径方向<繊維方向<接線方向

木材を乾燥させる主たる目的として、適切でないものは次のうちどれですか。
施工後に乾燥による大きな変形や割れを起こさないようにするため
乾燥により内部の油分を表面に引き出し、無垢材ならではの艶を出すため
乾燥によって木材の強度を引き出すため

現在木造住宅に使われている木材の乾燥方法に関して、次のうち間違っているものはどれですか。
葉枯らし乾燥とは、伐採後、枝葉をつけたまま2〜5ヶ月林内に放置し、葉からの蒸散作用を利用して含水率を下げる方法である。
中温乾燥では、約60〜70℃で乾燥期間は約5日間と短く、含水率のコントロールもしやすい。
高温蒸気式乾燥は、一般的に寸法の安定性が高いが、出来上がりの色艶では中温乾燥材に劣る。

木材の強度に関して、次のうち正しいものはどれですか。
「ヤング係数」とは、木材のせん断力を示す数値であり、数値が高いほどせん断による破壊をおこしにくい材であると言える。
強度測定をしていてもJAS認定を受けていない材は「無等級材」の扱いとなるので、構造計算を行う場合は無等級材の基準強度を使わなければならない。
D1区分材とは、JASで規定されたE90以上の樹種を言う。