A.木造住宅と現場管理 08.木造住宅の構造安全性  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

基礎形状に関する次の文のうち、間違っているものはどれですか。
地盤の長期許容応力度が、30kN/uだったので布基礎とした。
地盤の長期許容応力度が、20kN/uだったのでべた基礎とした。
地盤の長期許容応力度が、20kN/u未満だったのでべた基礎とした。

必要壁量に関して、次のうち正しいものはどれですか。
必要壁量には、「地震力に対する必要壁量」と「風圧力に対する必要壁量」があり、それらを合計した値が「建物の必要壁量」となる。
「風圧力に対する必要壁量」は、梁間方向とけた行方向の外壁面積(見付面積)のうち、広い方の外壁面積に、建築基準法施行令に定められた「見付面積に乗ずる値」を乗じて算出する。
「風圧力に対する必要壁量」算出のための見付け面積は、各階の床高さ+1.35m以下の部分を除いた外壁の面積とする。

右図で、けた行方向の壁量はいくつですか。
12m
13m
14m

木造住宅の接合部に関して、次のうち間違っているものはどれですか。
地震等によって生じた水平力が耐力壁に作用すると、耐力壁が取付く柱には大きな引抜力が発生する。
柱頭・柱脚部の接合方法は、告示の仕様によるほか、構造計算やN値計算法により、柱に生じる引抜力を求め、対応する接合金物を選択する方法がある。
N値計算では、安全側で判定されるので、一般的に告示に規定されている接合金物の仕様よりも厳しい結果になる。