A.木造住宅と現場管理 07.施工管理者の職務  SAREX 住環境価値向上事業協同組合(C)2012

地盤調査に関して、次のうち間違っているものはどれですか。
木造戸建て住宅の建設現場で最も多く採用されている地盤調査法はスウェーデンサウンディング試験である。
スウェーデン式サウンディング試験は、標準貫入試験と比べ精度が劣る。
平板載荷試験は、スウェーデン式サウンディング試験に比べ、より深い地層まで調査することができる。

スウェーデン式サウンディング試験の手順として、次のうち正しいものはどれですか。
0.25kN(25kg)のおもりから先に載せ、貫入しなければさらに0.1kN(10kg)のおもりを載せる。
おもりを全て載せても貫入しなければ回転を加え、50cm貫入に要する半回転数を記録する。
おもりを全て載せる前に貫入した場合は、その時点の重さを記録する。

「圧密沈下」に関する説明として、次のうち適切なものはどれですか。
建築物の荷重(自重+積載荷重)が、地盤の許容応力度を上回っている場合、建築後すぐに発生する沈下。
粘性土層や有機質土層から水分が減少し、凝縮することによって起こる沈下。
地震の際に地下水位の高い砂地盤が、振動により液体状になることにより起こる沈下。

木造住宅の施工現場において採用されることの多い地盤補強工事に関して、次のうち間違っているものはどれですか。
木造住宅において採用されることの多い地盤補強工事としては、小口径鋼管杭、柱状改良、表層改良などがある。
小口径鋼管杭では一般的に、杭先端を支持層まで到達するように施工しなければならない。
表層改良における改良体の厚さ(改良深度)は、山留めなしでの施工の場合において一般的にGL−5m程度まで可能とされている。