04 ベト族の家(Viet House)  
     
  ベト族はベトナムの人口の約86%を占め、人口約7400万(2009年)、平野部や山の中腹、海浜部などベトナム全土に居住していまする。ベトナムの最初の国家形式は紀元前に遡り、村が基本的な居住単位で、農業や手工業、小売りを職業としていた。村には通常、ディンと呼ばれる村の城こう神を祀る所、仏教寺院、聖人や歴史上の英雄または文化的な名士を祀る神社がある。村はベト族の伝統的な文化・社会が保持された所である。長い歴史の中で、中華、インド、西洋の文化を受け入れ、言語としては、漢字やチューノム、クオックグーが重要な役割を果たしてきた。
このベト族の家は、20世紀前半にタインホア省で建てられたかなり裕福な家である。母屋は5間で1906年に建てられた。母屋には先祖を祀る祭壇があり、客間兼家長が使う部屋でもある。祭壇には100年以上前の木の彫刻が溢れ、漢字もある。母屋と別棟と台所はU字形に配置され、間は中庭になっている。ベト族の農村でよく見られる伝統的な居住様式である。
 
     
     
     
     
     
     
     
     
  ベト族の家の写真は、訪問時撮影できなかったため、下記のWEBサイトの写真を転載した。
Because I could not shoot pictures of Viet house at the time of visit, I used the photos of the following web site. https://www.hanoitraveltours.com/destinations/vietnam-museum-of-ethnology/the-tradition-viet-house.html