構法比較
The construction method comparison

集落の標高  
1200m以上 モン族
1000〜1200m ヤオ族
1000m前後 ラフ族
800m以上 アカ族
600m以上 リス族
500m以上 カレン族

床の形式  
  土間床式
モン族、ヤオ族、リス族
土間床で中国の影響を残している。また標高1000m以上の高地に住む山岳民族は、大地の保温性を利用できることが土間床の理由にもなっている。
   高床式
アカ族、カレン族、ラフ族
東南アジアの山地に住む長い年月の間に、高温多湿といった気候に対応するためタイなどで一般に見られる高床式の家になっている。

屋根の形  
入母屋+千木 カレン族、アカ族
切妻+妻軒/入母屋 モン族、ヤオ族
切妻 リス族、ラフ族

屋根の葺き方  
上側の横桟で折り曲げ、下側の横桟で挟み込む。 モン族、ヤオ族
ラフ族、アカ族
竹棒に暖簾のように編みこんだものを、竹棒を介して縦桟に縛り付ける。 リス族、カレン族

屋根の材料・壁の材料  
屋根の材料 壁の材料 山岳民族名
板葺き/草葺き 板/竹 モン族、ヤオ族
草葺き リス族、ラフ族
カレン族、アカ族

出入口の数  
1つ モン族、リス族、ラフ族、カレン族
2つ
(男性用、女性用)
青モン族、アカ族
3つ
(主玄関、男性用、女性用)
ヤオ族
Last modified: Jan. 27 09:17:00 JST 2007
(c) Dr.Shigeaki Iwashita